Pythonの初心者を教えている中で,ハマりやすい罠(落とし穴)を見つけたので,備忘録として残しておきます.
基本のキ編
プログラミングには,型がある!
わたしたちが普段ワープロに打つような言語と異なり,プログラム言語では,値の種類を明確に区別しています.
たとえば,
- 数字
- 整数型(integer) ・・・1, 123, 5000
- 浮動小数点数型(float) ・・・123.56
- 文字列(string) ・・・”確定申告”, “データサイエンス”
- ブール型(boolean) ・・・TRUE or FALSE
- 配列(list) ・・・[1, 2, 3]
- 辞書(dictionary) ・・・{“a”:[1,2,3], “b”:[“a”,”b”,”c”]}
のようなものがあります.
文字列型
a = "apple"
のように,文字列をクーテーション'', ""で囲むと,文字列型として認識されます.
整数型
a = 123
のように,クオーテーションで囲まない数値は,数値型として認識されます.
a = "123"
のように,クーテーションで囲むと,文字列型になります.
足し算
文字列+文字列,数値+数値では,結果が異なるので注意.
1+2
の結果は3となるが,
"1"+"2"
の結果は,”12″となる.
文字列の足し算は,結合と考えればOK.
型の変換
str()やint()関数を用いて,値を別の型に変換することができます.
詳細はここでは省きますが,重要なので調べてください.
プログラミングは原則半角で書け!
プログラミング言語は英数字+半角記号で書かれることが大半です.
全角を用いるのは,日本語の文字列を記述するときくらい……
たとえば,
print("こんにちは")
のように.
クオーテーションに注意
よくいるのが,クオーテーションを全角で書いてしまい,エラーを起こしてしまう人.
” " ←この違い分かりますか?
文字列を囲むときにつかいますよね.
どちらが適切か,分かりますか?
正解は...
もちろん," ですね!
| 全角 | 半角 |
” | " |
他にも,` を使うときがあります.これも紛らわしいので気をつけてください.
インデントに注意
Pythonでは,インデントによって,コードを把握するという特徴があります.
if a == b:
print('a')
print('b')
else:
print('a not equals b')
適切にインデントを行わないと,想定外の動作をします.
くわしくは,こちらをご覧ください.
コロン: も忘れるな
if 条件式:
print("a")
のように,コロンを忘れずにつけてください.
なお,普通のエディターなら,コロンをつけた後に改行すると,自動的にインデントしてくれます.



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